忍者ブログ

債務整理後の借入

債務整理後の借入は難しいのかな?

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

歯抜けでうすらはげのオジサンは加齢臭もひどかった

私は5年ほど前に正社員の仕事以外に借金返済のため土日を利用してある商業施設でアルバイトをしていた。

そこそこ大きな商業施設であったのでアルバイトの人数もかなりいた。


20代の落ちこぼれイケメン童貞大学生。

ミュージシャンへの夢を諦めきれない30代ロン毛のフリーター男。

ネズミ講ビジネスをしきりに勧める非常にポジティブな40代会社員。

365日休みなしで子供たちの学費を稼ぐ超タフな50代後半のサラリーマンおやじ。

会社の金を横領し会社におっかけられながら浜崎あゆみのおっかけをしている40代のあぶない男。

1日250円しか使わない今まで正社員として働いたことがないという40代半ばの節約男。

アルバイトの女の子に告白しまくりことごとくフラレる30代後半の童貞男。

普段はおとなしく礼儀正しいイケメンなのだが酔っぱらうと攻撃的になり同棲していたキャバ嬢を言葉攻めで逝かせる30代テクニシャン男。

謎の失踪をとげた韓国人留学生。

女ったらしの中国人大学生。

バイト仲間みんなから慕われ人望の厚かったいつもにんにくくさい50代中国人。

カタコトの日本語しかしゃべれない中国人留学生。

上から目線の30代中国人。

真冬でもTシャツ一枚で仕事する小泉純一郎に似た中国人。


(別に経営者が中国人だったわけではないのだが)


もうあげればきりがないほど個性的、というか非常にキモい人々がたくさんいた。

私も体力的にはきつかったがとても楽しく仕事をさせてもらっていた。

そんな中、いつも黙々とひとり仕事にはげむうすらはげで歯抜けのオジサンがいた。

他のアルバイトに訊くとかなりの古株で少し気難しいところがあるのでみんな敬遠しているという。

また加齢臭がひどくみんな近くに行きたがらないようだった。

確かにそのオジサンの横を通ると冬でも異様なにおいがツンと鼻についた。

そんなある日曜日のアルバイト中、休憩でたまたまそのうすらハゲのオジサンと一緒になった。

「お疲れ様です」

私は息を止めながらオジサンに声をかけた。

「あぁマニエルくん、お疲れ様、どうだい もう仕事は慣れたかい?」

オジサンはそう言って1本しかない前歯をちらっと見せながらニヤリと笑った。

とても気持ち悪い笑顔だった。

しかしながら、それから私とオジサンは急速に仲良しになった。

オジサンは58歳で平日は契約社員として製造工場で働き土日はここでアルバイトをするというダブルワーク生活をもう5年ほど続けているという。

奥さんとは6年ほど前に離婚し今はワンルームの安マンションで1人暮らし。

子供が3人おり、住宅ローンの残債と子供たちの教育費を毎月送金しているという。

自分の手元にお金はほとんど残らないらしい。

生活はかなり苦しいそうだが愚痴など全く言わず、たまに会う子供たちのことをにこやかに語ってくれた。

当時私は妻との離婚を真剣に考えており、人生の先輩としてそのオジサンに今後のことを相談した。

オジサンは親身になって相談にのってくれた。

自身の経験に基づきながらいくつもアドバイスをくれた。

子供たちの話しになるとオジサンは

「子供のことは心配しなくて大丈夫。俺もそうだったけどね。しっかりフォローしてあげればしっかり育ってくれるもんだよ。うちの子供たちもそうだよ。みんな素直ないい子に育ってくれたよ」

そう言うとオジサンはおもむろに自分の携帯電話の画面を私に見せてくれた。

「これ、俺のいちばん上の娘なんだ。今高校2年生、かわいいだろー」

その携帯の画面には、金髪で鼻と耳にピアスをつけ画面をにらみつけている女の子がいた。


「リアル積木くずしやないか!」


私がそう言うとオジサンはいつものように1本しかない前歯を見せながらニヤリと笑った。

拍手[0回]

PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

トラックバック

スポンサーリンク

ブログ内検索

ブログランキング

にほんブログ村 その他生活ブログ 借金相談・支援(債務整理)へ

ninja tools

スポンサーリンク